理想の教室 野崎歓 みすず書房カミュ ヨソモノ キミ ノ トモダチ ノザキ,カン 発行年月:2006年08月 ページ数:154p サイズ:全集・双書 ISBN:9784622083214 野崎歓(ノザキカン) 1959年生まれ。
東京大学助教授。
専門はフランス近・現代文学、映画論。
十九世紀文学の研究に右足を、現代小説の翻訳・紹介に左足をおき、映画も視野に収めて文化研究の新たな可能性を追う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1回 ムルソー、きみはいったいだれなんだ?(よそものと出会うために/冒頭からびっくり/感情ゼロの実験 ほか)/第2回 太陽と戦慄(作品自体がよそものである/アフリカ小説の誇り/「太陽のせいです」 ほか)/第3回 ムルソーを死刑に処すべきか?(解決篇の始まり/母親殺しの罪/言葉づかいの問題 ほか) きょう、母さんが死んだーこの出来事から、寡黙な主人公ムルソーの運命は動き始める。
アルジェリアの海、太陽、風を愛する青年は、激しく照りつける「太陽のせい」でピストルの引き金をひく。
近しくも正体不明な“よそもの”として現われたムルソーとわたしたちの心がふれあったとき、物語の新しい可能性が開かれるのだ。
本 小説・エッセイ 外国の小説